あやテラス 25日オープン

図書館・地域交流・子育て交流の複合施設

綾部市がJR綾部駅北側で整備を進めてきた複合施設 「あやテラス」が25日にオープンする。 図書館と地域交流センター(ホール) 子育て交流センター 「あやっこひろば」の3施設で構成され、 20日に報道関係者向けの内覧会があった。

綾部市整備「駅北側の都市機能集約」

あやテラスは鉄骨造2階建てで延べ床面積3287平方が老朽化した図書館の整備検討を2016年度に始め、西日本豪雨や新型
コロナウイルス禍などの影響で8年がかりで完成させた。総事業費は約1億4千万円で資材高騰を受けて約7100万円膨らんだ。図書館は1万冊が収蔵可能で旧図書館の2倍を超す。 現在の蔵書数は9万1千冊で徐々に増やす。 吹き抜け構造で、「本の森」に 入るイメージで内容に応じ 書籍を配置した。絵本の 読み聞かせ部屋や静読室も 備える。 あやっこひろばは未就学 児を想定し、子育て家庭が 雨天でも楽しめるスペー ス。 幼児向けのベビーエリ アや知育遊具を置いたロー ルプレイエリア、体を動か アクティブエリアがあ り、保護者同伴で無料で利 用できる。 ホールは長机で300円 人、円卓で200人を収容。 大型スクリーンがあり、講 演会やケータリングによる 宴会に使える。 1階フリー ゾーンは綾部駅の電車待ち に利用できる。 山崎善也市長は20日の定 例会見で「就任以来、駅北 側の都市機能集約に取り組 んできたので完成は感慨深 い。 胸を張ってPRできる 施設で、綾部のランドマー クになると期待している」 と話した。 23日に竣工式、24日に 市民向けの見学会が開かれ る。 (加藤秀生)


「あやテラス」オープン

綾部市のJR綾部駅前北側に市が整備した複合施設「あやテラス」のオープニングイベントが25日、施設内やその周辺で行われた。大勢の市民らがまちの新たなランドマークの完成を祝い、多彩な催しを楽しんだ。

あやテラスは、図書館と地域交流センター(ホール)、子育て交流センター「あやっこひろば」の3施設で構成。 2016年に新図書館の整備検討を始めたが、西日本豪雨や新型コロナウイルス禍などの影響で8年がかりで完成させた。
午前10時の開館と同時に図書館は利用を待ちわび住民であふれた。 貸し出し券の手続きや雑誌の付録の抽選会、人形劇
などの整理券を求めて行列ができた。あやっこひろばや屋外では知育遊具などが並び、子どもらが元気に体を動かした。ホールでは吹奏楽コンサートがあったほか、フリーマーケットや手作り雑貨の販売、飲食のコーナーなどが設けられにぎわいを見せた。
長女 (9) 図書館を訪れた主婦本田理恵さん(4)は「広くなり書架も見やすくなった。子どもは本を読んで勉強をして隣の健康プラザの習いごとにも行ける。 とても便利になった」と話した。
(加藤秀生)