福井大学福井メディカルシミュレーションセンター

コンセプト

福井メディカルシミュレーションセンターは、国内外に急激に拡大しつつある医療シミュレーション教育が可能な福井全県的施設として、福井大学医学部関係者のみならず、県内の医療従事者の実践的な能力を高め、基本的な技術の習得や深い知識の獲得が支援され、医療行為へのリスクの低減や医療従事者同士の交流、医療安全の講習など幅広い教育が行われます。 接続する臨床研修センターと一体となるゾーニング・動線及び外観・内観デザインとし、各室は、可動間仕切りによって部屋の大きさに可変性を持たせ、研修参加者の人数に応じた使い方を可能としました。共用空間は外部からの利用者の出入り・滞留・交流にふさわしい、わかりやすさ・利用しやすさ・居心地の良さに重点を置き、２階はﾊｲｻｲﾄﾞﾗｲﾄを設けて自然光を取り入れ、1階は南側居室に透光性欄間を設置し、明るく落ち着いた雰囲気としました。また、県産ヒノキを使った壁面コーナーガード、県産越前和紙を用いたガラスを使用しています。