白庭台駅北側店舗 SOLTE白庭台

コンセプト

新線の駅前施設として、大きく３つのブロックに分節された各店舗の配置形式、駅から連続する乗降客の動線施設との関係性、駅前ロータリーやけやき通りからの各店舗の視認性、ポケットパークとなるオープンスペース確保状況などを検討しました。建物は様々な機能を単純なフォルムに納めたデザインとし、曲面を取入れて隣接る駅舎と呼応関係を持たせています。同時に郊外住宅地の自然に囲まれたおおらかなイメージと大阪の本町に直する駅としての都市的イメージとの融合を強調して、外装はガラス張りと成形セメント板を基調としながら木目ネルを要所に織り交ぜて無機質な表情にならないよう配慮しました。全体として空間的にも視覚的にも開放的な設にすることで内部の活動が外から窺えるようになり、気軽に利用できる明るい雰囲気をもたらし、新しいまちくりの基幹施設にふさわしい景観建築となるよう心掛けました。