Information
作 品 名 | 京都工芸繊維大学3号館改修 |
建 築 主 | 京都工芸繊維大学3号館改修 |
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所 在 地 | 京都市左京区松ヶ崎橋上町1 |
施 工 | 1期:髙塚工務店 2期:岡田建設 3期:中島工務店 |
建築要素 | 登録有形文化財・改修・アルミサッシカバー工法・スクラッチタイル |
コンセプト
京都工芸繊維大学3号館は、旧京都高等工芸学校本館として本野精吾教授により設計され、昭和5年に竣工した京都工芸繊維大学のシンボル的な建物であり、平成20年3月には登録有形文化財の指定を受けています。 本改修においては、諸室の変更、断熱性能、設備の変更に応じた耐震・機能改修を行うだけでなく、文化財としてオリジナルに近づけることを改修の目標としました。 2・3階の薄く張り出した連続窓をオリジナルに近いサッシ形状にする検討を行い、アルミサッシカバー工法を採用。特徴的な外壁スクラッチタイルは、調査に基づき浮きや破損部を確認・改修方法を検討し、浮いているタイル部に樹脂注入による固定を行う改修としました。また、玄関扉・庇の防水・漏水・塗装改修、及び当時の図面に基づいた2階会議室の内装の改修検討を行いました。