琉球大学附属小学校校舎増築

長く愛され親しまれてきた附属小学校の歴史と精神を継承し、増築してもはじめからあるように均質な学習環境づくりに努め、教室同士が呼応し合うよう構成しています。高温多湿の亜熱帯気候に対し遮熱と通風を重視し、雨端のような中間領域により快適な内部空間となるよう配慮しています。屋根面の外断熱により建物躯体への蓄熱負荷を抑制するとともに、緑化を行い、緑陰効果による躯体保護や温度上昇の抑制、蒸散効果による風の低温化など自然の持つ力を生かした計画を行っています。