医療施設

地域に根ざしながらも先端医療の情報発信ができるよう、洗練され品のある建築を目指しました。

省エネと電力平準化に配慮して、深夜電力利用の氷蓄熱式エアコンや蓄熱式床暖房を積極的に採用しています。

ファサードを円弧状の曲面で構成し広い視野からの正面性を得るとともに前面のナンキンハゼに呼応する優しい雰囲気の建物とすることを意図しました。

診療室は各ブースごとの広く開放された窓とブラインドから垣間見るシラカシの木々が、精神をリラックスさせる診療空間を演出しています。

高度医療と連携した地域密着型施設として、介護予防サービスを身近に利用できる場にふさわしい、視認性の高いデザインとしました。

生命を暗示するような石やガラス、ぬくもりを感じる木質素材を採用。母子像彫刻のアートや植栽を効果的に配置しリラックスできる空間に配慮しました。