アルビス五月ヶ丘

コンセプト

かつて住宅公団により開発された大規模団地の建替えプロジェクトです。既存の擁壁を残す条件の中で従来の街区割りに適合させながら、バリアフリー化され、高層化した住棟を配置しました。南向き斜面を最大限に活用して採光を確保し、住棟の間の抜けを検討して通風を実現するなど、自然条件を生かした計画となるように心掛けました。集会所は敷地の傾斜を利用して屋上をテラスとして開放し、また居住者が斜面を克服するためにエレベーターを併設するなど、集会所に日常の動線を絡ませることで、親しみを持って利用できる施設となるよう配慮しました。